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レコーディング【エンジニアから一言】その1

SUR Sound Studio レコーディング について

 最近、DTMレコーディングなど部屋を使わないレコーディングが流行って来ていますが,シュールサウンドスタジオでは、その中でも生音にこだわったサウンド作りが出来るように日々追求しております。

特にレコーディングのメインルームである“Cスタジオ”は、プリント板は使用せず、全て本物の天然木を使用し最高天井高も3.2mあり、抜けの良い自然なサウンドを実現しました。


レコーディングスタジオの天上高は、高い程良いのか?

 それについての答えは、余り極端に高過ぎるのも問題がありますが(それなりの音響的な処理の問題)低いよりは高い方が良いと云えるでしょう。レコードメーカーなどが所有するスタジオを除き、都内にあるレコーディングスタジオのほとんどが既存のテナント物件を借りている場合が多いようです。その場合建物の構造上、最高天井高2.3m前後の所が多いと思います。

 例えば、天上高2.3m以下のスタジオでドラムのレコーディングを行う場合、オーバーヘッドマイクの音が横長い音像になってしまい、シンバル1枚1枚の輪郭が無くなってしまいます。その部屋ごとの定在波による低域のもたつきは、EQなどによりスッキリさせることは出来ますが、音像自体はどうしょうもありません。

シュールサウンドスタジオ“Cスタジオ”は最高天井高も3.2mを実現しこの問題をクリアーしております。

 しかし、天井が高過ぎたり部屋が広過ぎたりしても多少問題が出てきます。それは、部屋そのものが持つ残響時間です。曲調やアレンジにもよりますが、テンポの遅い曲で単純なフレーズを録音するには、臨場感が出てよい結果をだす事もありますが、テンポの速い曲やフレーズの細かい曲は、残響時間が長いと響き過ぎてしまい音のヌケが悪く聞こえてしまいます。

それを、"EQ" や"COMP"などのダイナミクスによって加工する事も出来ますが、より自然なサウンドを求める方の為にシュールサウンドスタジオでは、ドラムの周りに『つい立て』を用意しそれによってドラムのオンマイクにはなるべく残響音が回り込まないようにして、部屋の任意の所に立てたアンビエンスマイクの音をMIX時に付加する事により、実音の輪郭も有り、響きも曲調により加減出来るようになります。

 また、ドラムから『つい立て』迄の距離を変える事によりドラム自体の鳴り方を調整する事が出来ます。

この話は、ドラムの例の話ですが、他の楽器にも同じ事が云えると思います。

ミキサー画像


何故、自然な音にこだわるのか?

 もちろん"EQ" や"COMP"などのダイナミクスも沢山あり、それについては否定しませんが、多くの場合レコーディングを行う時のそのサウンドプロセスの方法には、機材などのハードウエアーに起因するものも有りますが、音には時代毎のはやり的なものが有ると思います。もちろんそのはやり的な音が良いとか悪いと云うわけではありませんが、昔に作ったCDを何年か経って聞いてみると、その曲の曲調以外にその当時のサウンドプロセス自体の古さ(懐かしさ)などを感じてしまうこともあります。マイクの音を余り極端に加工しすぎない音の方がより普遍的なサウンドと云えるでしょう。(CDを残す為の記録物ととらえるか、流行歌の配布媒体ととらえるかによって意見がある所でしょう。)例えば1960年代のジャズの名盤などは、今聞いても見事なものがあります。

 それ以外の理由としてMIXの自由度があります。もちろん金物系のマイクの"Low Cut"や補正的な意味の"EQ"などは、多少のかけ録りをしてもOKですが、極端なイコライジングはMIX時に余計なピークが邪魔になったり自由度が無くなってきます。確かにその時はブライトになったりパンチが出たりしますが、その後に録音される楽器の特性を考えながら行わないと,最終的には"COMP"の嵐になってダイナミクスの幅が狭くなってきます。その結果CD制作の最終段階のマスタリングに出した時にそれ以上の音圧が出せなくなったりします。

 最近のレコーディングでは、Pro Tools を使用する事が多くなってきましたが、通常のレコーディングからMIXまでの作業においてPro Tools のマスターのメーターがレッドゾーンに入る迄レベルを上げてMIXしたとしても、市販のCDよりレベルや音圧が小さく感じる事がありますが、これは市販のCDはマスタリングのテクニックで音圧を上げている為です。

 MIXはオーディオ的な処理というより、音楽的な位置や楽器による音量の順番決めと言った方がわかりやすいかもしれません。しかし、その作業は各々のスタジオのモニタースピーカーの特性に合わせている事になる為、MIXされた音源を持ち帰り聞いてみたら、MIXしたスタジオのモニターのピークの部分は少なくなり、逆に引っ込んでいる帯域が出過ぎているという事がよくあります。各々のレコーディングスタジオはどこもその対策を行ってフラットのモニター環境を目指していますが、電気的問題点以外に"MIXROOM"の形状による定在波の影響や反射音の影響があったりします。

その為マスタリングスタジオで帯域毎の調整をして全体の音圧を上げます。

これらの事がシュールサウンドスタジオが自然な音にこだわる理由です。


シュールサウンドスタジオのレコーディングシステムは、電源周りにも気を配っています。

 たとえばAMEK Big コンソールの電源コンセントは、クライオ処理(金属を極低温の容器に入れ分子の再配列などにより物性を変える処理)されたホスピタルグレードの物を使用、コンセントプラグもロジウムメッキの物を使用し、録り音及びモニター音共にレンジの広いサウンドを追求しています。

 ProToolsのシステムの中にも工夫が有ります。例えばデジタル機器同士の接続でワードクロックというものが有りますが、このケーブルを一工夫することによってデジタル臭さを取ったり輪郭を出したりする事ができます。

 最近は、 VINTEC AUDIO の"Mic Pre Amp"273などを導入し、その自然な音をよりパワフルなサウンドにするべく頑張っています。



レコーディング エンジニア  谷 栄治

   



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